病院でレントゲンを撮って、
「骨には問題ありません」
「年齢相応ですね」
と言われたことはありませんか。
それを聞いて、
少し安心した反面、
「でも、痛いのは事実なのに」
「じゃあ、この痛みは何なんだろう」
そんなモヤモヤが
残った方もいるかもしれません。
まず知っておいてほしいのは、
レントゲン検査は
とても大切な検査だということです。
骨折や大きな変形、
「悪性腫瘍」などの
明らかな異常を見つけるために、
欠かせない役割があります。
一方で、
レントゲンですべてが分かるわけではありません。
実は、
- 椎間板
- 軟骨
- 筋肉
- 神経
といった組織は、
レントゲンには映りにくい という特徴があります。
だからといって、
検査が間違っているわけでも、
痛みが気のせいというわけでもありません。
「異常なし」という言葉は、
危険な病気や大きな問題は見当たりません
という意味で使われていることがほとんどです。
痛みが存在しない、
原因がまったくない、
という意味ではありません。
何で医師は説明しないのでしょう。
※国民皆保険のせいでしょうか(笑)
レントゲンは骨の変形だけではなく、悪性腫瘍・良性腫瘍によって生じているのかも判断できます。
○○さんの骨は、そこには問題ありません。
これだけでも納得できますよね?
※脱線しました。流れに戻します。
痛みは、
骨だけで決まるものではありません。
- 動き方
- 姿勢
- 体の使い方
- 疲れのたまり方
- 心の余裕
こうした要素が重なって、
表に出てくることも多くあります。
検査で異常が見つからなかったとき、
「もう我慢するしかない」
と感じてしまう方もいます。
でも、
そこで考えるのをやめてしまう必要はありません。
「今の検査では分からなかっただけ」
「別の見方が必要なのかもしれない」
そう考えるだけで、
体との向き合い方は
少し変わります。
ケアとは、
異常を探すことだけではありません。
今の体の状態を知り、
無理のない使い方を探し、
必要なら整えていくこと。
検査結果に安心しつつ、
痛みというサインも
大切に扱う。
そのバランスが、
長く体と付き合っていくうえで
とても大切だと感じています。


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