健康って何だろう?
いい言葉だと思います。
でも、ふと立ち止まって考えると、
よくわからなくなることがあります。
健康でいることが大切。
健康を保ちましょう。
そんな言葉は、日常の中にたくさんあります。
では、健康って何でしょうか。
WHOの定義では、
単に病気がない状態ではなく、
身体的にも、精神的にも、社会的にも、
満たされた良好な状態にあること、とされています。
言いたいことはわかります。
理想として、とても立派だと思います。
ただ、
その言葉を自分に当てはめてみると、
少し距離を感じてしまいます。
身体に不調を感じたことのない人。
気持ちが揺れたことのない人。
家庭や職場、学校などで
一度も影響を受けたことのない人。
そんな人が、本当にいるのでしょうか。
私自身、そうではありません。
疲れる日もありますし、
気持ちが重たくなる日もあります。
うまくいかないことも、当然あります。
では、そういう状態は
「健康ではない」と言われてしまうのでしょうか。
定義に当てはまらないから。
完全ではないから。
そうした理由で、
健康という言葉から外れてしまうのだとしたら、
少し息苦しさを感じます。
それでも、日常は続いています。
疲れているな、と思う日もある。
気持ちが重たい朝もある。
それでも、
寒さを寒いと感じて、
眩しさに目を細めている自分がいる。
それを、
誰かの定義に当てはめると
健康とは言えないのかもしれません。
それでも自分の感覚として、
「健康だ」と思っています。
誰かに決められたものではなく、
自分でそう感じているから。
今は、それでいい気がします。


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